今は昔。かつて、中1~中2の僕は、はやり歌など目もくれずに、プログレッシブフォーク(ニューミュージック)をギターで弾き語っていたのですが、中学校の教室の廊下で(笑)
まあ、当時は伸びのある高音で「ええ声」をしていましたので、さだまさしさんの曲ならば、ほとんど声が出ていました。アルペジオで弾くこともできました。ちょっとした校内の名物でした。
そこへ、唐突に中3女子3名が僕の前へ現れて「ちょっとあんた!」と来るもんですから「オレ?」と自分で自分を指さすと「そうよ! あんた、さだまさし詳しいじゃない。ピアノ譜にしたいから、その楽譜ちょっと1週間ぐらい借りるわよ!」と言い放ち、持って行っちゃいました、楽譜を。
やがて、ドドドっと去って行く背中を見送りながら「はー、やれやれだぜ」と思ったことは、言うまでもなく。やがて返してくれたんですけどもね。合唱か合奏に使うらしかったのですが。
ドレミ音楽出版のそれは、今ではもうあまり売っていないのですが、結構分厚いものでした。
田所稲造 拝
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